令和四年小室浅間神社流鏑馬祭

令和四年小室浅間神社流鏑馬祭

令和四年9月19日。山梨県の無形民俗文化財に指定されている小室浅間神社の流鏑馬祭が執り行われました。台風14号の影響により大雨が心配されましたが、時々通り雨が降ったものの晴れて秋空のもとでの流鏑馬祭となりました。馬力屋では今年も潔斎から参加し、事前の準備や神事を経て、お祭り当日を迎えました。

令和四年の流鏑馬祭「朝馬」は馬力屋の桜陸が務めました。馬体は大きな馬ですが性格はとても穏やかです。

一方「夕馬」は小室浅間神社の神馬である旺輝が務めました。元G1馬キングズオブザサンとして活躍しました。

流鏑馬祭当日は、まず神社周辺の町内をねり歩きながら神社へと向かいます。

馬と馬主が神社へ到着し、宮司による祝詞の奏上が行われたのち、いよいよ流鏑馬祭が始まります。

まずは「ちらし」と呼ばれる練習を行い、馬や騎乗する馬方の調子を整えます。

ちらしが終わると、馬場を清め流鏑馬祭の本番が始まります。

正装した馬方が順番に馬を走らせ流鏑馬を行います。小室浅間神社の流鏑馬は、矢で的を射ることが目的ではなく、馬が走った足跡によって吉凶を占う「馬蹄占い」と呼ばれる占いが流鏑馬の目的です。

令和四年もコロナ禍での開催となりましたが、多くの神社関係の皆様や地域の方々のご理解とご協力を得ながら、無事に流鏑馬祭を執り行うことができました。長い歴史がある流鏑馬祭を微力ながら担うことができ、馬力屋スタッフ一同嬉しく思っています。来年は更に盛大な流鏑馬祭を執り行えるように、皆様と力を合わせて準備を行いたいと思います。

翌20日の山梨日日新聞に流鏑馬祭の様子が紹介されました。

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